
このコースでは、AIアプリ(Claude・ChatGPT・Cursor など)と、社内のデータや道具をつなぐ共通の規格「MCP(Model Context Protocol)」を学びます。MCP に合わせて道具を1つ作れば、MCP に対応したどのAIアプリからも同じ道具を使えます。題材は、架空の文房具メーカー「みなと文具」の営業日の計算と、オンラインショップの売上データの分析です。
対象は、OpenAI の API を Python から呼び出したことがあり、Function Calling(モデルに関数を呼ばせるしくみ)を一度試したことがある人です。用意されたサーバーをつなぐだけでなく、自分の仕事に合わせたサーバーを作り、AIが使いやすく、まちがいにくく、安全な道具にできるようになることを目指します。
コースを終えると、次のことができるようになります。
- ホスト・クライアント・サーバーと、ツール・リソース・プロンプトの役割を説明し、MCP と Function Calling の関係を説明する
- 公開されている MCP サーバー(context7 など)を、Claude Desktop・Claude Code・Cursor・VS Code につなぎ、信頼できるかを確かめる
- uv と公式の Python SDK でサーバーを作り、MCP Inspector とテストで確かめてから、AIアプリや自分のプログラムにつなぐ
- pandas で集計・相関・外れ値・結合・クロス集計のツールを作り、AIが読みやすい結果とエラーを返す
- 権限・秘密の情報・プロンプトインジェクション・承認・ログインに気をつけて、安全に使う
前提として、「PythonでAIチャットボットを作る」の「関数を呼ばせる(Function Calling)」の内容が分かっていると、スムーズに進めます。AIに道具を使わせて何ステップも仕事を進めるしくみは、ひとつ前の「AIエージェント入門」で扱っています。pandas に慣れていない人は「データ加工集計可視化」もあわせてどうぞ。
レッスン1・4・5・7のコードは、ブラウザの中でそのまま動かせます。レッスン3と6では、自分のパソコンに uv で Python の環境を作り、Claude Desktop や Claude Code につなぎます。自分のプログラムから OpenAI の API を使うところでは、使った分だけ料金がかかりますが、このコースの範囲ならごくわずかです。
このコースは、スタアカの「生成AIパート」の8つ目です。この先は「LLMアプリの評価と運用」へと続くように準備しています。
レッスン
- MCPとは?AIと道具をつなぐ共通の規格無料30分
- できあがったMCPサーバーを使う40分
- PythonでMCPサーバーを作る50分
- データ分析のツールを作る①:読み込みと集計50分
- データ分析のツールを作る②:関係を見る・組み合わせる50分
- 分析サーバーを仕上げて、AIに分析を頼む50分
- MCPを安全に使う45分
