こんにちは!
Web広告の出稿量が年々増加しており、TVをそろそろ抜く勢いです。
そんなWeb広告の良いところは費用対効果が可視化できるところ。
それにより、「適切な配信面で適切なターゲットに対して適切な広告を配信出来ているのか」逐次的に把握することが可能です。
しかし・・・そんなWeb広告の効果を測る上で、どんだけあんねんっと突っ込みたくなるのが3文字英語の指標。
デジタルマーケティングの世界では、何でも省略したがるので分からなくもないのですが、それにしても分かりにくい。
そこでいつもいつも忘れてしまう自分への戒めも込めて、それぞれの指標についてまとめていきたいと思います。
CPC
CPCは(Click Per Cost)の略。クリック単価のことを表しています。
基本的に広告の仕組みはアドネットワーク系であればクリック時かインプレッション(表示)時に課金が発生します。
1クリックあたりどのくらい費用がかかっているのか。クリエイティブの良し悪しを測る上でCPC比較を行うことが多いです。
また、ブランド認知を醸成する広告の場合(CVまで求めていない)は、最終ゴールもクリックになるので、運用をCPCで行うことが多いです。
CPCがどのくらいなのか肌感はおさえておくと良いでしょう。大体数十円~数百円での運用になります。
CPM
CPMはCost Per Mileの略で、表示1000回あたりの料金を表しています。Mileは1000という意味を持っています。
CPCと違いCPMはインプレッション(表示)されると自動的に課金されます。
そのため、クリックされやすい広告であればCPM運用の方がコスト効率が良くなります。
逆にクリックされなくても課金されてしまうので、クリックされにくいモノはCPC運用を行った方が良いです。
しかし、運用指標は配信サービスによってある程度決まってしまいます。アドネットワークの場合はCPC運用・DSPの場合はCPM運用の場合が多いです。
eCPM
eCPMは実運用はCPCのモノをCPM換算した指標になります。
例えば、1000回の表示に対して5回クリックされたとして、クリック単価が100円の場合eCPMは100×5=500円になります。
CPA
CPAは(cost per action)であり、ある決められたアクションに対してどれだけのコストがかかっているかを表したもの。
実はクリックをアクションとして定義していたならば、CPA=CPCになります。
一般的にCPAのAは、資料請求・会員登録・アプリダウンロード・注文などを指すことが多く、認知・関心よりも検討・購入のフェーズに指標とすることがほとんどです。
CPO
CPOは先ほどのCPAのAを「オーダー」とした指標で、ECサイト等でよく使われる指標です。
僕自身ECサイトのデジタルマーケティングに携わっているので、広告運用ではCPOをよく見ます。
ROAS
ROASはReturn on Advertising Spendの略で、広告費に対する広告経由の売上を示したもの。
100万投下して300万の売上が立てばROASは300%になります。
基本的にCPAが低ければ低いほどROASは高くなるのですが、CPA運用とROAS運用では若干の違いが生じます。
CPA運用では、新規獲得をActionとして定めた場合、新規獲得が取れるような最適化がなされます。
しかしあまりにも新規獲得が厳しい場合ROAS運用に置き換えて新規・既存でも良いから全体の売上を立てようという戦略に転換することが可能なのです。
なので、CPA運用とROAS運用は同じ結果になるとは限りません。
Web広告指標 まとめ
Web広告の指標は非常に多く、紛らわしい!
ただ、指標を理解したからと言って広告の効率が上がるわけではありません。
大事なのは、広告の目的を明確に設定した上で目的に沿った広告を打つこと。
Web広告をより詳しく学習してみたいのであれば、 Web広告スクールに通うことも一つの手段となり得ます。
スクールに関しては、下記ページがめちゃくちゃ分かりやすいので参考にしてみてください。