こんにちは!スタビジ編集部です!
AIブームの中、機械学習やディープラーニングなどの分野で使われる”Python“の需要が高まっています。
そのため、Pythonのスキルを身につけるためにPythonの資格を取得しようと考えた人もいるのではないでしょうか。
ただ、Pythonの資格に関して以下のような意見をよく耳にします。
そこで今回は、Pythonの資格が何の意味があるのか、資格の勉強方法、資格勉強の実践的な力を付けるためにやってほしいことなどを紹介します。
・Pythonの資格は何の証明になるのか
・Pythonの資格が意味ないと思われている理由
・Pythonの資格取得のメリット
・Pythonの資格の勉強方法
・Pythonの資格の活用方法
目次
【結論】Pythonの資格があるとスキル証明になる
結論からいうと、Pythonの資格があると「Pythonの知識や扱い方を習得した」ものとして、スキルの証明になります。
・Pythonの知識や実践的なスキルが求められる企業への転職時
・Pythonのスキルを必要とする社内業務
上記のような場合では、Pythonの資格を求められる企業が多いですし、資格があることでモチベーションのアピールにもつながります。
一方で、Pythonの資格が意味ないと考えられる場合もあります。
・単純にPythonのスキルを必要としない会社への転職
・即戦力級の実務経験を求められている場合
Pythonを必要とするエンジニアでもハイレベルな求人になると資格より実務経験やプロダクトを求められるので注意しましょう。
Pythonの資格取得をゴールにするのではなく、その後のステップアップに向けて、自分がやりたいことを明確にしておくことが大切です。
Pythonの資格が意味ないと思われている理由3つ
Pythonの資格はスキルの証明に有効であると説明しました。
ただ、「Pythonの資格は意味がない」と思われていることも多いです。
Pythonの資格が意味ないと思われている理由は、以下の3つです。
1.難易度が低い資格があるため
2.国家資格ではないため
3.取得しただけでは実務を行えないため
それぞれ見ていきましょう。
1.難易度が低い資格があるため
Pythonの資格は複数あり、中には難易度が低く入門者を対象としたものも含まれており、そうしたイメージから「資格が意味ない」と評価されている可能性があります。
しかし日本国内だけでなく、海外でも高いレベルのスキルが求められる上級者向けの資格も複数あるため、一概に意味がないとは言い切れません。
難易度が低い資格からスタートしても、そこからPythonに興味を持ち実践的なスキルが身につけば、十分に意味があるといえます。
2.国家資格ではないため
Pythonの資格には国家資格がないため、意味がないとされる場合もあります。
国家資格は、国が一定の基準を設けて、一定の水準以上のスキルを習得していることを国が認定しています。
そのため、国家資格ではないPythonの資格を重要視していない方が一定数いるのが現状です。
基本情報技術者や応用情報技術者などの国家資格のように、知名度があってその人のスキルを客観的に評価しやすいものであれば、多くの方にとって意味があるといえるでしょう。
しかし、国家資格でない資格であっても、特定の分野で評価されているPythonの資格にも十分にスキルの証明には活用できます。
3.取得しただけでは実務を行えないため
資格の意味がないと考えられる一番の理由が「資格を取得しただけでは実務を行えないこと」です。
資格試験はPythonの知識を問われることが多いため、実務で必要なスキルは身につかないといわれます。
ただ、Pythonは短いコードで簡単にプログラムを書けてライブラリが豊富なので、プログラミング初心者でもPythonの知識があればプログラムをすぐに作成できます。
またPythonを利用すると、機械学習や深層学習、Webアプリ作成、ゲーム開発など発展的なスキルを身につけられます。
そのためさまざまな活用方法があり、Pythonの資格で得たスキルを利用すれば実務で活かせるため、意味があるといえます。
Pythonの資格取得のメリット3つ
「Pythonの資格を取得するメリット」についても見ていきましょう。
Pythonの資格取得のメリットは、以下の3つです。
1.希少なエンジニアになれる
2.勉強で文法を正しく理解できる
3.転職しやすくなる
では、詳しく解説していきます。
1.希少なエンジニアになれる
Pythonの資格取得のメリットの一つとして、「希少なエンジニアになれる」ことがあげられます。
ここ最近はPythonが使えるAIエンジニアの需要が高く、Pythonの資格を取得して学習を続けていると、さまざまな企業から求められる可能性が高いです。
大手IT・Webエンジニア業界の転職サイトであるレバテックで掲載されている言語別求人が下記になります(2023年2月現在)
プログラミング言語 | 求人数 |
Java | 6,217件 |
JavaScript | 4,217件 |
Python | 3,924件 |
C言語 | 1,343件 |
PHP | 3,932件 |
Ruby | 2,476件 |
このようにPythonの求人が多いので、ただ勉強するだけでなく、資格を取得してスキルを証明できれば、希少なエンジニアとして活躍できるようになります。
2.勉強で文法を正しく理解できる
資格の勉強を通して、「Pythonの文法を正しく理解できる」ようになります。
資格取得の勉強では、Pythonで必要な知識を一部に偏ることなく、満遍なく学べるため、さまざまな機能の基本的な知識を身につけることができます。
最初から作りたいものを決めてコードを書いていく勉強法もありですが、知識が偏ってしまったり、実行された結果を見て何となく理解した気になってしまう場合があります。
特にプログラミング初心者の人は、Pythonの資格勉強で基本的な文法を理解することをおすすめします。
3.転職しやすくなる
Pythonの資格を取得して、学習への意欲やスキルを証明できるようになれば、「資格を評価してくれる企業に転職しやすくなること」もメリットです。
資格を取得しただけではなく、資格の勉強を通してどのようなスキルを得たのか、実務でどのように活かせるのかを詳細に説明できると、転職も成功しやすくなります。
資格を取得するまでの経験や得た知識をうまくアピールできるようになれば、評価してもらえるので、どんな業務をやりたいかイメージしながら資格勉強を始めていきましょう。
Pythonの資格を3選紹介!
ここで「Pythonの資格の中でおすすめ資格」を3選紹介します。
1.Python Certifications
2.Python3エンジニア認定基礎試験
3.Python3エンジニア認定データ分析試験
Pythonの資格はそれぞれ難易度や試験範囲がバラバラなので、自分の実力や目指したいスキルにあわせて受けてみてください。
1.Python Certifications
「Python Certifications」は、ポーランドにあるNPOのOpenEDG Python Instuituteが実施するPythonのスキル証明のための資格です。
以下のように3段階(エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル)にレベルがわかれており、下に行くほど難易度が高くなります。
- PCEP(エントリー):入門者向けの試験でPythonの基本的な文法問題が出される
- PCAP(アソシエイト):標準レベルの試験でオブジェクト指向プログラミングの概念・技術を測る
- PCPP-32-1(プロフェッショナル):ライブラリの選択、GUI・ネットワークの応用が出題される
- PCPP-32-2(プロフェッショナル):ライブラリの選択やネットワーク、データベース制御などの高度な技能を測る
試験概要は以下の通りです。
出題形式 | PCEP:選択式と穴埋め30問(45分) PCAP:選択式と穴埋め40問(65分) PCPP-32-1:選択式と穴埋め40問(65分) PCPP-32-2:選択式と穴埋め40問(65分) |
合格ライン | すべて正答率70%以上 |
受験日 | 通年(好きな日時を選べる) |
受験会場 | 自分のPCもしくはテストセンター |
試験は選択式と穴埋め形式で、PCEPが30問、PCAP・PCPP-32-1・PCPP-32-2が40問あり、海外の試験とあってすべて英語で記載されています。
「PCPP-32-1」は「PCAP」の資格が、「PCPP-32-2」は「PCPP-32-1」と「PCAP」両方の資格を持っていることが受験資格となるので、基礎的なレベルから順に受験していきましょう。
2.Python3エンジニア認定基礎試験
「Python3エンジニア認定基礎試験」は、Pythonの文法・基礎知識から問題が出題される試験です。
Pythonの使い方や入門の知識、標準ライブラリの分野といった基礎的な内容を問われるので、Pythonの初心者向けの試験になっています。
試験概要は以下の通りです。
出題形式 | 選択式問題40問 |
合格ライン | すべて正答率70%以上 |
受験日 | 通年(好きな日時を選べる) |
受験会場 | 全国にあるオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターで受験 |
認定試験の主教材に「Pythonチュートリアル 第4版」が指定されており、各章でどのくらい出題されるかも公開されているため、試験勉強を始めやすいです。
試験勉強については以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
3.Python3エンジニア認定データ分析試験
「Python3エンジニア認定データ分析試験」は、2020年に始まり、Pythonのデータ分析の基礎や方法が問われる試験です。
Pythonデータ分析や数学の基礎知識、解析、ライブラリによる分析実践などの分野から構成されており、データサイエンティストを目指している人はぜひ取っておきたい資格になります。
試験概要は以下の通りです。
出題形式 | 選択式問題40問 |
合格ライン | すべて正答率70%以上 |
受験日 | 通年(好きな日時を選べる) |
受験会場 | 全国にあるオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターで受験 |
こちらの認定試験にも主教材が指定されており、「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」です。
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Python3エンジニア認定データ分析試験の勉強方法については以下の記事でまとめているのでぜひチェックしてみてください。
Pythonの資格の勉強方法4ステップ
Pythonの資格を効率よく取得するために「勉強方法」について見ていきましょう。
Pythonの資格の勉強をスムーズに進めるためには、以下の4ステップを順番に行いましょう。
STEP1:まずは参考書やサービスを利用してPythonの基礎を勉強する
STEP2:Python資格の参考書で勉強する
STEP3:模擬試験を受ける
STEP4:苦手分野を復習する
勉強を始める際はぜひ参考にしてみてください。
STEP1:参考書やサービスを利用してPythonの基礎を勉強する
まず、資格に関する勉強の前に「Pythonの全体的な基礎を勉強する」必要があります。
特にプログラミング初心者がいきなり資格試験の勉強をしてしまうと、内容についていけず挫折してしまう可能性があります。
そのため、Pythonの全体的な基礎内容を理解することが大切です。
以下の参考書やサイトでPythonの基礎を学習できます。
- おすすめ参考書:「いちばんやさしいPythonの教本 第2版」
- おすすめ参考書:「スラスラわかるPython第2版」
- おすすめサービス:「Udemy」
- おすすめサービス:「スタアカ」
Pythonの独学勉強法について知りたい方は以下の記事でまとめているので、チェックしてみてください。
おすすめ参考書:「いちばんやさしいPythonの教本 第2版」
「いちばんやさしいPythonの教本 第2版」はPythonの概念について図解を交えた解説がされており、初心者にも内容が理解しやすい本です。
概要を理解したあとに実践パートで実際に自分で手を動かしてプログラムを入力していくと、機能を確認することもできるため、Pythonの理解が深まります。
一つひとつのレッスンが短いため、あとで見直したり復習もしやすい所もポイントです。
おすすめ参考書:「スラスラわかるPython第2版」
「スラスラわかるPython第2版」は、はじめてプログラミングを学ぶ人向けに作られていて、Pythonの基礎知識を学ぶのに適切な本です。
初心者が理解しにくいCUIの操作解説などが充実していて、プログラムの動きをコードの入力画面と実行結果で表示することで、プログラミング初心者でも構造が理解で切るようになっています。
データ分析や機械学習で使う機能が多く記載されているので、機械学習を勉強しようと思っている初心者の方におすすめの本です。
おすすめサービス:「Udemy」
「Udemy」では、動画形式で学ぶことが出来るオンライン学習プラットフォームです。
Pythonの分野でも数多くの講座が展開されており、基礎的な知識も身につけられます。
事前に講座の内容とレビューを見られるため、自分のレベルや学習したい内容にマッチした講座で学習できます。
ちなみに当メディアの代表が講師を務めるUdemyのPython講座オススメが以下の2つです!ぜひチェックしてみてください!
【実践】ビジネスケースとつなげてPythonで出来ること5つを学べる3日間集中コース
【オススメ度】 | |
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【講師】 | 僕自身!今なら購入時に「GT34R35G27DD」という講師クーポンコードを入れると94%OFFになりますのでぜひご受講ください! |
【時間】 | 3.5時間 |
【レベル】 | 初級~中級 |
Pythonで出来ることのうち以下の5つを網羅して学んでいきます。
・データ集計・加工・描画
・機械学習を使ったモデル構築
・Webスクレイピング
・APIの利用
・Webアプリケーション開発
データ集計・加工・描画と機械学習モデル構築に関してはKaggleというデータ分析コンペティションのWalmartの小売データを扱いながら学んでいきます。
WebスクレイピングとAPI利用とWebアプリケーション開発に関しては、楽天の在庫情報を取得してSlackに自動で通知するWebアプリケーションを作成して学んでいきます。
Pythonで何ができるのか知りたい!という方には一番はじめにまず受けていただきたいコースです!
【初学者向け】データ分析コンペで楽しみながら学べるPython×データ分析講座
【オススメ度】 | |
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【講師】 | 僕自身!今なら購入時に「GT34R35G27DD」という講師クーポンコードを入れると94%OFFになりますのでぜひご受講ください! |
【時間】 | 4時間 |
【レベル】 | 初級~中級 |
このコースは、「なかなか勉強する時間がないという方に向けてコンパクトに分かりやすく必要最低限の時間で重要なエッセンスを学び取れること」をコンセプトに作成ています。
“アニメーションを使った概要編“と”ハンズオン形式で進む実践編“に分かれており、概要編ではYoutubeの内容をより体系的にデータ分析・機械学習導入の文脈でまとめています。
データサイエンスの基礎について基本のキから学びつつ、なるべく堅苦しい説明は抜きにしてイメージを掴んでいきます。
統計学・機械学習の基本的な内容を学び各手法の詳細についてもなるべく概念的に分かりやすく理解できるように学んでいきます。
そしてデータ分析の流れについては実務に即したCRISP-DMというフレームワークに沿って体系的に学んでいきます!
データ分析というと機械学習でモデル構築する部分にスポットがあたりがちですが、それ以外の工程についてもしっかりおさえておきましょう!
続いて実践編ではデータコンペの中古マンションのデータを題材にして、実際に手を動かしながら機械学習手法を実装していきます。
ここでは、探索的にデータを見ていきながらデータを加工し、その上でLight gbm という機械学習手法を使ってモデル構築までおこなっていきます。
是非興味のある方は受講してみてください!
他にもたくさんPythonが学べるオススメのUdemyコースがあります。以下にまとめているので是非参考にしてみてください!
おすすめサービス:「スタアカ」
公式サイト:https://toukei-lab.com/achademy/
「スタアカ」は当メディアが運営するスクールで、データサイエンティストの経験をふまえてエッセンスを詰め込んだサービスとなります。
【価格】 | ライトプラン:1280円/月 プレミアムプラン:149,800円 |
---|---|
【オススメ度】 | |
【サポート体制】 | |
【受講形式】 | オンライン形式 |
【学習範囲】 | データサイエンスを網羅的に学ぶ 実践的なビジネスフレームワークを学ぶ SQLとPythonを組みあわせて実データを使った様々なワークを行う マーケティングの実行プラン策定 マーケティングとデータ分析の掛け合わせで集客マネタイズ |
スタアカでは、Pythonの基礎を動画による講義と実際に手を動かすハンズオン形式で、一から理解できるカリキュラムになっています。
サンプルコードもあるので、初心者でも手を動かしながら学習を進めることが出来ます。
Pythonの基礎講座だけでなく以下のように実践的なコースを用意しているので、資格勉強だけでなく、実務スキルも身につけたい人は受講してみてください。
・BigQuery上でSQL、Google Colab上でPythonを使い野球の投球分析
・世界最大手小売企業のウォルマートの実データを用いた需要予測
・ビジネス・マーケティングの基礎を学んで実際の企業を題材にしたマーケティングプランの策定
・Webサイト構築してデータ基盤構築してWebマーケ×データ分析実践して稼ぐ
またプレミアムプランでは24時間以内の質問対応と現役データサイエンティストによる複数回のメンタリングを実施します!
上記のような方はプレミアムプランの検討してみてください!
STEP2:Python資格の参考書で勉強する
Pythonの基礎知識を学んだ後は、「資格範囲の勉強」を参考書で進めていきましょう。
ここでは、2冊の参考書を紹介します。
- Python3 エンジニア認定基礎試験:「Pythonチュートリアル 第4版」
- Python3エンジニア認定データ分析試験:「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」
Pythonチュートリアル 第4版
「Pythonチュートリアル 第4版」は”Python3エンジニア認定基礎試験”の主教材です。
Pythonのモジュールやプログラムを読み書き等Pythonの使い方の基礎を中心に学習できます。
前提知識としてPythonの基礎知識を学んだ方は、比較的スムーズに試験範囲の内容を理解できると思います。
Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書
(2024/12/10 17:14:38時点 Amazon調べ-詳細)
「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」は”Python3エンジニア認定データ分析試験”の主教材となる本です。
統計分析からscikit-learnを利用した機械学習の実践方法まで解説されたデータ分析の入門書となっています。
Jupyter Notebookの使い方やデータ分析で使われるライブラリなど実務的な内容が含まれているので、データを扱った業務をしたい方におすすめです。
STEP3:模擬試験を受ける
参考書で勉強した後は、実力を測るために「模擬試験」を受けましょう。
「Prime Study」というサイトでは“Python3エンジニア認定基礎試験”と”Python3エンジニア認定データ分析試験”の模擬試験を無料公開しています。
“Python Certifications”では、有料ですが試験の申込サイトから模擬問題集を購入できます。
模擬試験を受けると、苦手な分野や勉強できていないところを把握することが出来るのでやっておくことをおすすめします。
STEP4:苦手分野を復習する
模擬試験で苦手分野がわかったら、「サービスや本で苦手分野を復習」します。
使っている本やサービスで内容が理解できなかった場合は、ググって解説記事を読んでみたり、「MENTA」などのサイトで質問したりして、解決していきましょう。
不明点を解消したら、また再度模擬試験を受けてみて、新たに苦手な分野があったら同じ手順で復習していき、点数を伸ばしましょう。
Pythonの資格の活用方法2つ
Pythonの資格を無事取得した後、その「活用方法」について見ていきましょう。
Pythonの資格の活用方法は以下の2つです。
1.副業・フリーランスでの活用方法
2.転職での活用方法
1.副業・フリーランスでの活用方法
資格を取得することで、クラウドソーシングサイトからPythonが必要となる案件を獲得して、「副業やフリーランスをすること」が可能です。
資格取得しただけでは案件をこなすことは難しく、実践的なスキルと経験、Python以外のITスキルが求められることが多いです。
ただ、本業でPythonを使う人やPythonでの仕事経験・実績を積んでいる人は、資格取得がプラスになり仕事を受注しやすくなります。
副業やフリーランスを通してさらにPythonの実践スキルを身につけられるので、資格を取得したら挑戦してみてください。
Pythonの副業に関しては以下の記事を参考にしてみてください!
2.転職での活用方法
IT企業の転職では、スキルと年齢が重要視されます。
そのため、「Pythonの資格を活用したい場合」は、早めに資格で得た知識や経験を活かして転職活動を行いましょう。
資格を取得しても、転職しないまま時間がたつと実務経験を得られず、せっかくの資格を転職で活かせないことがあります。
20代でPythonの資格知識がある方は、多くの企業から関心を持たれやすく、転職活動をスムーズに行える可能性が高いので、すぐに動き出しましょう。
Pythonの資格勉強からさらなるスキルアップ!実践的な力を付けるためにやってほしいこと
資格の勉強はモチベーションを高めたり基本を身につけるためには有用ですが、資格のためだけの勉強になってしまうとあまり意味がありません。
本来は資格のための勉強ではなくて、Pythonのスキルを身に付けて実現したい未来を実現するための勉強でありたい!
ということで最後に資格勉強の枠にとどまらず実践的な力を付けていくためのオススメの方法について紹介していきます。
Pythonでアプリを作る・作業を自動化する
Pythonを使うことで普段の作業を自動化したりアプリを作ったりすることができます。
最初は少しハードルが高く感じるかもしれませんが、まずは何かを作ってみることがめちゃくちゃ重要です。
Pythonで何ができるのかを以下にまとめているので是非目を通して、どんなことができるか・何がしたいか、想像を膨らませてみましょう!
とっかかりとしてオススメなのはやはり自動化です。
普段やっている作業を自動化して効率を上げましょう!
PythonのBeautifulSoupやSeleniumといったライブラリを使うことで簡単に自動化ができちゃうんです!
Pythonでの自動化の方法は以下の記事でまとめています!
PythonにはflaskやDjangoなど有名で簡単にWebアプリを作成できるフレームワークが存在します。
ぜひこれらを使用してWebアプリを作成してみましょう!以下に方法はまとめていますよ!
データ分析コンペに参加する
また、データ分析・機械学習のスキルをより身に付けたいのであればデータ分析コンペに参加するのがオススメです!
データ分析コンペとは、特定のお題に対して機械学習モデルを構築して精度を競うコンペティションです。
世の中にはたくさんのデータ分析コンペが存在するので色んなコンペに参加して腕試しをしてみましょう!
・Kaggle:世界的に有名なトップデータ分析コンペプラットフォーム
・Nishika:国産データ分析コンペプラットフォーム。取り組みやすいコンペが多く初心者にオススメ
・Signate:国産データ分析プラットフォーム
KaggleもNishikaもSignateもとりあえず全て登録しておいて、定期的にコンペティションをチェックすることをオススメします。
初心者におすすめなのはNishikaですが、ぜひ自分の取り組みたいコンペを色々と探してみてください!
以下の記事で各種データ分析コンペの特徴をまとめています!
Python資格には意味がある!スキルアップを目指そう
今回、「Python資格はスキルの証明ができるため意味がある」ことを説明しました。
「資格は意味ない」と言われる理由は、多くの場合、ネットでの意見が拾われただけのため、気にせずPythonの資格を取得しましょう。
大事なのはPythonの資格を取得した後に、自分が何をやりたいか目標を明確にすることです。
「Pythonを使った業務が出来る企業に転職したい!」や「Pythonを使って副業で稼ぎたい」など目標がある方は、ぜひ資格取得に挑戦してみてください。
Pythonの資格の次はデータ分析に関する資格を取得するとキャリアアップに繋がるので参考にしてみてください。
Python以外の資格については、以下に勉強記事をまとめているので、興味があればチェックしてみてください。
・統計検定3級の勉強法
・統計検定2級の勉強法
・統計検定準1級の勉強法
・統計検定1級の勉強法
・E資格の勉強法
・G検定の勉強法
・GCPの資格の勉強法