Webマーケティングにおいて様々なスキルが存在しますが、その中でも特に重要なスキルがSEO。
この記事ではそんなSEOの基本と独学での学び方について、本業と副業でSEOに携わっていた僕がお伝えしていきます!
本業ではメーカーWebマーケ領域のデータサイエンティストとして働いていて、年間数億PVのメーカーオウンドメディアのSEO分析業務も担っていました。
個人では複数サイトを運営していて、様々な規模のサイトのSEOを見ていきました。
SEOって何??という状態からSEOを駆使してWebマーケティングで集客をし続けるSEOマーケターまでのロードマップを見ていきましょう!
動画で概要を掴みたいという方は以下のYoutubeでもまとめているのでご覧ください!
気になるところへ読み飛ばす
なんでSEOの勉強って重要なの?
SEOの勉強は控えめに言って、めちゃくちゃ重要です。
SEOはサーチエンジンオプティマイゼーション(Search Engine Optimization)の略であり、コンテンツを使って検索結果の上位を取っていく戦略のことです。
主にGoogleの検索において使われますが、検索が行われるのはGoogleだけではありません。
そうなんです。
検索のアルゴリズムはGoogleだけじゃなく様々なプラットフォームで使われているんです!
つまりは、、、検索が行われる様々なプラットフォームにおいてこのSEOの知識は使えるんです!!
現在はYoutubeやAmazonでの検索も増えていますので、このSEOをおさえておくことで様々なプラットフォーム上での集客施策を攻略できるのです。
仮にGoogle、Youtube、Amazonがなくなったとしても、ユーザーの検索行動がなくなることはありません。
検索の仕方がテキストから音声や意思に移り変わる可能性はありますが、欲しい情報を検索をして意思決定するユーザーの行動プロセスはなくなることはないでしょう!
つまりSEOをしっかり学ぶことで普遍的な集客スキルを身につけることが出来るのです。
SEOは未だに効果が高くコストも低く継続して集客が見込める領域です。
広告を使えば一時的に大きなトラフィックを得ることはできますが、持続的ではありません。
SEOをしっかり理解して集客手段として使いこなせるようになりましょう!
・SEOは他のプラットフォームでも応用できる
・検索行動は普遍的、だからこそSEOのスキルも普遍的
SEOの基礎と勉強範囲
ここではSEOの基礎知識を総ざらいしつつ、どんなことを勉強していけばよいのか見ていきましょう!
SEOの活動は大きく
・戦うべき領域を見定めること
・そしてその領域で勝てる施策を打つこと
の2つに分けることができます。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、この2つを分けて考えないとSEOは上手くいきません!!!
戦うべき領域を見定めること
意外と当たり前に思えて、戦うべき領域を適当に決めている人が多いです。
ここを意識しないと、競合が強すぎて
ということになりかねません。
また、逆に
ということになりかねません。
それゆえにまず戦うべき領域を見定めるというのが非常に重要なポイントなのです!!
それには
・ターゲット、インサイト
・検索ボリューム
・競合
の3つの観点が主に重要になってきます。
マーケティングの基本ですね!
まずは、マーケティングの根本である
・価値を届けるターゲットは誰なのか?
・どんなインサイトを持っているのか
という観点から狙うべき領域を決めましょう!
ダイエット商品を売りたいのに、なぜか芸能人の話題をまとめたコンテンツを展開していっても意味がありません。
ターゲットが抱えている悩みを解決してあげるような領域を設定しましょう。
その上で狙う検索キーワードのボリュームも重要になってきます。
例えば「ダイエット 方法 高校生 男子」など細かいキーワードを狙ったとしても検索ボリュームは非常に少なくなってしまうでしょう。
キーワードをシャープにしていくことでターゲットの深いインサイトに刺さるコンテンツを作ることができるので一概に検索ボリュームが多ければ良いというわけではありませんが、ほとんど検索されないキーワードを狙ったコンテンツを作っても意味がありません。
また狙うキーワードの競合調査も必要です。
お金になりやすいキーワードは競合が非常に多く狙ってもなかなか取れないことが多いです。
たとえば「ダイエット おすすめ」なんていうキーワードは検索ボリュームも多いですし、そこから商品にもつながりやすいので非常に競合が多いキーワードの典型例になります。
そんなキーワードを最初から狙おうとするのは無謀です。
最初は競合が少ない領域を狙い上位を取りつつ、サイトの器が大きくなってきたら競合の多いキーワードにも挑戦してみると良いでしょう!
キーワードの選び方は以下の記事を参考にしてみてください!
この
・ターゲット、インサイト
・検索ボリューム
・競合
の観点は非常に重要なので必ずおさえておきましょう。
どんな商品をどんなインサイトを持っているどんなターゲットに届けたいのか、から逆算して検索ボリュームと競合を見ながら狙っていく検索キーワードを決めましょう。
これがSEOにおいて戦うべき領域を見定めることにあたります。
・価値を届けるターゲットは誰なのか?どんなインサイトを持っているのか?から戦うべきジャンルを決めろ!
・検索ボリュームの全くない領域で戦っても無駄
・検索ボリュームの大きすぎる競合のひしめく領域で戦うのは無謀すぎる
・ターゲットに沿ったジャンル設計から徐々に自分の器にあった領域に攻め込め!
その領域で勝てる施策を打つこと
続いて定めた領域の中で勝てるコンテンツを作るためにはどうすればよいでしょうか?
SEOに関して勝てるコンテンツを作るためのテクニックは様々なものがありますが、大前提として狙ったキーワードを検索するユーザーの検索意図を考え、検索に対するアンサーをしっかり出してあげることが大事です。
それを大前提としてふまえた上で大きく分けて以下の3つが重要です。
・コンテンツの質
・権威性を高める
・Webサイトの構造
それぞれについて簡単に見ていきましょう!
コンテンツの質
コンテンツの質に関しては、読者を離脱させないように以下のポイントが大事です。
・結論ファースト
・文章にメリハリをつける
・図や表を適宜挿入する
・見出し構成を分かりやすくする
文章の文字数は多ければ多いほどよいというわけではありませんが、ある程度のボリュームは必要です。
権威性を高める
また権威性を高めるという点においては
・権威性のあるメディアからリンクをもらう
・権威性のあるメディアにリンクを発する
・法人運営にする
・各種SNSでの露出を増やす
などがあります。
例えば法人運営にすることにより信頼性のある団体がWebサイトを運営しているということをGoogleに知らせることができるのでSEO上ある程度有利に働きます。
様々なリンクビルディングの施策やSNSで露出を増やしソーシャルシグナルを獲得する方法などが考えられます
Webサイトの構造
Webサイトの構造という点では
・カテゴリー分類を分かりやすくする
・1つのカテゴリーに紐づく小カテゴリーの分類
・関連する記事同士を内部リンクでつなぐ
・まとめ記事と詳細記事を內部リンクでつなぐ
などがあります。
端的に言うと、Webサイトを記事1つ1つが機能するように構造を整理してあげることが大事です。
いわゆるマインドマップみたいな構造を作ってあげることが大事です。
他にも様々なテクニックがありますが、
・コンテンツの質
・権威性を高める
・Webサイトの構造
をしっかり対策してあげることが大事になります。
SEOはしっかり戦略的に構築すれば今でも大きな効果が見込めますが、広告と違ってすぐに効果が出るわけではありません。
良質なコンテンツを出し続ける継続力が非常に重要になってくるのです。
・キーワードを検索するユーザーの検索意図を考え、検索に対するアンサーをしっかり出してあげることが大事
・それをふまえて「コンテンツの質」「権威性」「Webサイトの構造」の要素にテコ入れしていこう
SEOの勉強方法
さて、ここまででSEOの基礎や勉強範囲について学んできましたがここからSEOの勉強法について徹底的に見ていきましょう!
Step1:まずは概要を改めて学ぶ
この記事でも一通りSEOの概要・基礎について学んできましたが、まずは改めて概要について理解することが重要です。
ただ概要を理解するだけではなく必ず同時に手を動かしながら学んでいきましょう!
概要理解に関しては、以下の書籍でSEOを駆使しておばあちゃんがサイトをグロースさせていく姿を描いているので興味のある方は是非チェックしてみてください!
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価格は300円ちょっとですし、Kindle unlimitedであれば無料で読めるのでぜひチェックしてみてくださいね!
また、Udemyという教育プラットフォームの講座もオススメです。
以下の動画を僕自身が作成していてWebマーケティングの全体像を理解できると共にSEOツールの作成をしていくので是非最初にご覧いただけるとよいかと思います!
【入門から実践まで】Webマーケティングの全体像とデータ活用を短時間で学び実際にSEO集客ツールを作ってみよう!
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Webマーケティングの概要を理解したい方にもオススメですし、実際にプログラミング言語を使ってWebマーケのツールを実装してみたい方にもオススメの講座になっています!
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冒頭にも述べたとおり、概要だけを学んでSEOを理解した気になっていてはいけません。
それでは結局SEOについて何も理解出来ていないのと変わりません。
Step1:自分でサイトを構築してSEOを実践する
SEO対策は自分で実際にサイトを構築して施策を試してみて理解できてくるもの。
本当にSEOスキルを習得したいのであれば、必ず自分でサイトを構築してみましょう!
それではサイト構築の方法について見ていきましょう!
サイトを構築するためにはサーバーとドメインが必ず必要になります。
インターネットの世界では、住所(ドメイン)があり、土地(サーバー)があり、その上に家(Webサイト)が建つのです。
自分で新たな土地(サーバー)を借りて、そこに住所(ドメイン)を作れば自分だけの家を建てることができるのです!
なんだか、ワクワクしてきませんか?
なのでまずは、サーバーをたてましょう!
サーバーを構築する
サーバーにはいくつかの種類がありますが、一番簡易的に使えて安く済むのはレンタルサーバーです。
個人でサイト運営をする分にはレンタルサーバーで十分です。
そしてレンタルサーバーにはいくつかの種類がありますが、個人的にはエックスサーバーが一番オススメ!
エックスサーバー・Conoha・ロリポップといくつかのレンタルサーバーを利用してきましたが、コスパと安定性からエックスサーバーに落ち着いているのが現状です。
それぞれのレンタルサーバーの特徴について以下の記事で比較していますので是非チェックしてみてください!
エックスサーバーの設定方法については以下の記事でまとめていますのでチェックしてみてください!
ドメイン取得
続いてドメインを取得していきます!
ドメイン取得にも様々なサービスがありますが、ほとんど価格は変わらないのでエックスサーバーのサービスであるエックスドメインで取得することをオススメします。
他のドメイン取得サービスを使ったこともありますが、エックスドメインで問題ないです。
ドメインの取得方法やサブドメインとメインドメインの違いについて以下の記事で詳しく解説していますので是非チェックしてみてください!
WordPressインストール
ここまでくれば、後はWordPressをインストールするだけです。
WordPressはエックスサーバーの管理画面から簡単にインストールすることが出来ます。
WordPressをインストールした後は、色々と管理画面を触ってみましょう!
投稿画面から好きな投稿をポストしてみましょう!
WordPressには多くのテーマが揃っています。
テーマを使うことでデザイン面のカスタマイズを大幅に省略することが出来ます。
自分の好きなテーマを選んでカスタマイズしましょう!
以下の記事で詳しい説明は解説しています!
WordPressに関しての勉強法については以下の記事でまとめています1
コンテンツ作成・集客・CV設定・分析
さて、ここからは本格的にコンテンツを作り込みマーケティング施策を打っていきます!
・サイトのコンセプトやターゲットを決める
・サイトの設計をどうするか
・サイトにどうやって集客するか
・サイトに訪れたユーザーにどういう体験を提供するか
・どこにCVポイントを設定しどのように収益化していくか
・リピーターをどのように増やしていくか
・データをトラッキングして分析して改善アクションにつなげる
以下の記事でサイト運営の方法についてまとめていますのであわせてご覧ください!
Step2:各種ツールを使いこなしてPDCAを回す
ここまでで、
・SEOの概要の大枠の理解
・Webサイトの構築
・ある程度の運用
が出来ているかと思います。
ここからはさらに実践に入っていきますので、Webサイトの構築前提になりますよ!
Step2では様々なSEO実践に役立つツールを紹介していきます。
競合調査やキーワード分析ツール
例えば、この記事の冒頭でもお伝えしたとおり、SEOでは戦う場所を見極める必要があります。
そんな戦う場所を見極めるのに役立つのがSEOツールなのです!
競合調査・キーワード分析ツールはたくさんありますが、やはり頭一つ抜けているのがAhrefs!
Ahrefsは少々高いですが、競合サイトやキーワードについて徹底的に調べることのできる最強ツールです。
僕自身も長年愛用しています。
また実は先ほど紹介した以下の動画でもSEOの簡易的なキーワード調査ツールを作っていくので興味のある方は是非チェックしてみてください!
【入門から実践まで】Webマーケティングの全体像とデータ活用を短時間で学び実際にSEO集客ツールを作ってみよう!
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【時間】 | 2.5時間 |
【レベル】 | 初級 |
順位モニタリングツール
続いてある程度多くのキーワードで多くの記事を執筆してくると管理が大変になります。
そんな時に重宝するのが順位モニタリングツールになります。
順位モニタリングツールもたくさんありますが、最もリーズナブルで使いやすいのが老舗ツールのGRCになります。
GRCを使えば、大量のキーワードの順位が一目瞭然!
Step3:ライティングを極めてコンテンツSEOを学ぶ
ここまで来ると、SEOを自分なりに実施してツールによってPDCAを回すことができるようになっていると思います。
ここからさらに踏み込んで学ぶためにはライティングスキルを意識したコンテンツSEOを学んでいきましょう。
もちろんここまでで自分なりにライティングをしてきてスキルが付いてきているでしょう。
ただ、さらにライティングスキルを磨くことで質の高いコンテンツを作成しSEOをハックすることが可能です。
ライティングスキルを磨くのにオススメの書籍はいくつかありますが、その中から選りすぐりの書籍を紹介していきたいと思います。
沈黙のWebマーケティング
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SEOで有名なウェブライダーの松尾さん執筆の超有名本。
SEOだけに閉じることなくコンテンツマーケティングのエッセンスがギュッと詰まった1冊になっています。
ライティングやコンテンツマーケスキルをレベルアップさせたいのであれば絶対に読むべき1冊です!
沈黙のWebライティング
(2024/11/11 21:59:49時点 Amazon調べ-詳細)
沈黙のWebマーケティングの続編でこちらも相変わらず素晴らしい内容。
コンテンツマーケを学べる本自体のコンテンツが残念だと読む気になりませんよね?
コンテンツマーケの力を本自体で実現してくれているのがこの沈黙シリーズなのです!
素晴らしいの一言です!
売れるコピーライティング
(2024/11/12 14:30:24時点 Amazon調べ-詳細)
この書籍は商品を売るためのコピーライティングについてまとめた書籍です。
マーケティングの大家である神田さんが執筆された書籍でライティングエッセンスについてまとめられています。
記事タイトルや要所要所の言い回しにこの書籍のエッセンスを詰め込みましょう!
Step4:技術を理解してテクニカルSEOを学ぶ
ここまで
・SEOの概要をおさえて
・サイト構築をして
・分析をしてPDCAを回して
・ライティングスキルをしっかり磨いてきました
これだけでもSEOのスキルは十分付いているはずです。
しかしSEOに関してはここから先さらに踏み込んで学ぶのにテクニカルSEOという領域が登場してきます
WebサイトはHTMLやCSSといったタグ構造で出来上がっています。
このタグはGoogleにこういう情報がここには書かれていますよーと伝える役割を果たしていて、最適なタグ構造を作ることが重要なのです。
以下の記事でHTMLとCSSの勉強法についてまとめていますので目を通して見てください!
SEOの本ではありませんが、Webマーケ領域をテクニカル観点で学べる書籍として以下がオススメなので是非読んでみてください!
(2024/11/12 09:21:34時点 Amazon調べ-詳細)
また、以下のサイトがSEOのテクニカル領域も含め専門的にまとめられているので非常にオススメです。
SEOの勉強法 まとめ
ここまででSEOの勉強法について徹底的にまとめてきました。
ちなみにSEOでの集客とデータ分析を同時に学びデータに強いマーケターになってもらうカリキュラムを当メディアが運営する「スタアカ(スタビジアカデミー)」というスクールで学べますので是非チェックしてみてください!
Webサイトへのトラフィックデータを計測してPythonやSQLなどで分析する分析基盤を作ることでWebマーケ×データ分析の幅が広がります。
以下を始めとする色々な内容が学べます!
・BigQuery上でSQL、Google Colab上でPythonを使い野球の投球分析
・世界最大手小売企業のウォルマートの実データを用いた需要予測
・ビジネス・マーケティングの基礎を学んで実際の企業を題材にしたマーケティングプランの策定
・Webサイト構築してデータ基盤構築してWebマーケ×データ分析実践して稼ぐ
SEO対策は集客の要になってきますのでWebマーケティングにおいて最初に取り組んでみましょう。
SEO以外のWebマーケティングやマーケティングについて全般的に勉強したいという方は以下の記事をチェックしてみてください!