こんにちは!
デジタルマーケター兼データサイエンティストを経て現在は会社経営をしているウマたん(@statistics1012)です。
前職では月間数千万PVのメーカーECサイトのメールマーケティング・広告・SEO・アクセス解析・データ分析などを担当していて、現在はいくつかのWebサイトを会社で運営しています。
そんな僕ですが、数年前まではマーケティングのマの字も分からないド素人でした。
3年間くらい書籍やUdemyを使ってマーケティングを独学で実践できるレベルまでもっていきました。
確かにマーケティングの範囲は広いです。なんだか難しいというイメージもあるでしょう。
しかーしもう安心してください。
この記事で、必死にマーケティングを独学で勉強してきたノウハウを結集させて必ずあなたをマーケティングを習得できる道のりの第1歩目までおしあげます。
この記事では、
まずマーケティングではどんなことを勉強していけば良いのか理解してもらいます。
そしてその後、マーケティングの勉強法について学んでいきましょう!
またマーケティングは独学ではちょっと・・・という方は短期間集中で学べるスクールもオススメです。
それではいってみましょうー!
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目次
マーケティングの勉強範囲
マーケティング勉強のロードマップを徹底的にまとめていきます!
これが絶対的な正解ではありませんので、参考にしつつあなたなりのアレンジを加えてみてくださいね!
マーケティング勉強のステップは大きく分けて2つあります。
・マーケティングの全体像を把握する
・マーケティングの細かい手法を学ぶ
正直、マーケティングの手法から入ってしまうとビジネスで陥ってはいけない罠である「手段の目的化」が起こります。
そのため、まずはマーケティングの全体像を把握する部分から学んでいきましょう!
とはいえマーケティング手法を理解し使えるようにならないとイッパシのマーケターとは言えません。
マーケティング論だけを振りかざしている頭でっかちなマーケターは足元すくわれます。
細かくて難しいと思う部分もあるかもしれませんが一歩一歩前進していけば大丈夫です。
逃げずにマーケティング手法と向き合っていきましょう!
マーケティングの全体像を把握
まずは、マーケティングの全体像。
マーケティングとは何か、何が重要かについて学びましょう!
マーケティングは”顧客を想像し市場を創造すること”。
端的に言うとそれだけです。
だからこそ徹底的な顧客視点が大事なんです。
ただ顧客が本当に心の奥底で思っているコトは顕在化しにくいです。
潜在的ニーズ(インサイトと呼びます)は徹底的な顧客視点からしか生まれてこないのです。
顧客視点を養うのは訓練が必要ですが、顧客視点を持たなくてはいけないんだということは必ず頭に入れておきましょう。
手法を勉強するとどうしても手法論に陥りガチなのですが、そんな時は初心に戻ってマーケティングの心得「顧客への価値提供・価値創造」は忘れずに念頭に置いておきましょう!
以下の動画でも「マーケティングとは何か」について解説しているので、ぜひチェックしてみて下さい!
手法の勉強 其の一 集客を学べ!
マーケティングで最も大切な部分は「顧客視点」でした。
しかし、いくら顧客視点を持ってサービスを開発したとしてもそれをお客さんに届けることができなければ意味がありません。
そこで学ぶのが、「どのようにお客さんへサービスを届けて購入に至ってもらうか」というHowの部分。
まずは、集客について学びましょう!
集客にはいくつかの経路がありますが、大きく分類してみると以下の5つの経路に分けられます。
・自然検索(SEO)流入
・広告流入
・SNS流入(Twitter/Instagram/pinterestなど)
・メール/LINE流入
・ダイレクト流入
この中で
新規のお客さんへのアプローチに使われるのが上3つ。
既存のお客さんへのアプローチに使われるのが下2つ。
これらのチャネルはそれぞれ特徴が違うということをおさえた上で、注力するポイントを定めて集中投下しましょう。
また、コントローラブルなのかアンコントローラブルなのかは明確にしておいた方がよいですね。
5つのうちダイレクト流入はコントロールすることが難しいです。
長期的にはロイヤルユーザーを増やすことで直接ブックマークから流入してもらうことはできますが、そのための手立てを打つのは難しい。
全体的なサービスの受容度が広がりロイヤリティが高まりはじめてダイレクト流入は増えていきます。
一方広告やメールは短期的に効果が見込めてコントロールのしやすいチャネルです。
Web広告の勉強法については以下の記事で詳しく解説しています!
また、自然検索やSNSは長期的にはコントロールできますが、実は短期的には効果が出にくいです。
自然検索強化をするためのSEO勉強ロードマップについては以下の記事で非常に詳しく解説していますので是非チェックしてみてください!
時間軸でも今あなたはどのチャネルをどのように強化すべきなのかを把握しておくべきです。
手法の勉強 其の二 セールスマーケティングを学べ!
さて、せっかく集客ができても、そこでお客さんが何かしらの態度変容を起こしてくれないと何の意味もありません。
ものすごい来客があるのに全く服を売れないアパレル店員みたいな感じ。
そこで学ぶのがセールスマーケティング。
セールスマーケティングと言うと、なんだか売込みのようで嫌な言葉に聞こえるかもしれませんがお客さんの不安を払拭して態度変容を起こす上では非常に重要な考え方です。
ここでも色んな手法がありますが、いくつか例を上げましょう!
・導線設計
・セールスライティング
・レコメンド
・クーポン付与
導線設計はいわゆるUIUX。顧客がスムーズにサービスの購入・体験ができるかどうか。
そして、集客したお客さんに気持ちよく購入いただくライティング技術。
お客さんが「それだよそれっ!」って思ってくれるようなレコメンド。
もちろん購入に関わるインセンティブ設計(クーポンとか付属アイテムとか)も忘れずに。
ここらへんの手法は、過剰にやり過ぎると顧客のロイヤリティを損ねてしまうこともあります。
ここでも顧客視点を忘れずに設計を行いましょう。
※本業がECなのでCVポイントがECでの購入になっていますが、業態サービスによって異なるので注意が必要
手法の勉強 其の三 分析を学べ!
集客とセールスの両輪を回しつつ、それを支えるのが分析!
分析はPDCAを回していくのに非常に重要な要素なので必ずできるようになりましょう。
分析というと難しいイメージを持つ人も多いかもしれませんが、シンプルな分析でも大きなインパクトになり得ます。
いきなり複雑な手法(機械学習とかディープラーニング)とかを使いたがるのはナッセンス。
期間比較でクロス集計するだけでも分析になりますし、むしろそっちの方がインパクトが大きいことは往々にしてあります。
もちろん複雑な分析を行うことも可能なので、単純な分析がマスターできたら複雑な分析にも手を伸ばしてみましょう!
ちなみに分析に至るフェーズは、計測→集計→分析。
まずは、分析のためのデータを計測して集計できないと意味がありません。
計測のための様々なツールがあるので、あわせて学ぶことをオススメします。
マーケティングのオススメ勉強法
さてさて、マーケティングの勉強範囲について見てきました。
結構なボリュームで驚いた方もいるのではないでしょうか。
そう、マーケティングには終わりはないですし絶対的な正解はありません。
ここで取り上げたことをインプットして実際に自分で考えながらアウトプットすることで徐々に身に付けていきましょう!
まずは、そんな勉強の参考になるインプット方法をまとめていきます。
マーケティングをWebサイト・サービスで勉強する
まずは、マーケティングをWebサイトで勉強する方法についてまとめていきます。
マーケティングにおける各論・Webマーケの手法はWebサービスを利用することをおすすめします!
Udemyで学ぶ
公式サイト:https://www.udemy.com/
【オススメ度】 |
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Udemyは世界最大のオンライン教育プラットフォーム。
基本情報についてまとめておきましょう!
・世界最大のオンライン学習プラットフォーム
・日本事業ではベネッセがパートナーになっている
・15万種類ものコース
・約3億人のユーザー登録
※2020年3月時点
なんと15万種類もの講座があるんです。
それぞれの講座がしっかりレビューと共に評価されているので評判の良い講座と悪い講座は一目瞭然!
マーケティングに関しては以下の講座を僕自身が作成しているので是非受講してみてください!
手前味噌ですが、非常に分かりやすくマーケティングについて解説しています!
マーケティングについて全体感をつかみたい人、そしてSEO集客ツールを作ってみたい人にオススメです!
Twitterアカウント(@statistics1012)にメンションいただければ2000円以下になる講師クーポンを発行できます!
さらにWebマーケティングの各論に関しては、自分に合った講座をぜひ見つけて欲しいのですが、僕自身受講した中で分かりやすかった講座をいくつか紹介しておきますね!
SEO:SEO対策はこの3つだけで成功する! もう一生迷わない超本質的なSEO対策マスターコース
→SEOのプロが教えてくれるので実践的。SEOだいぶ詳しい自信あったんですがそれでも学びが多かったです。
広告:成約率の高いLP構築法 × 爆発的に売り上がるWeb広告運用術
→広告運用を幅広く教えてくれるので広範な知識が身に付きます。詳しい内容も他の講座でまとまっています。
分析:【世界で21万人が受講】データサイエンティストを目指すあなたへ〜データサイエンス25時間ブートキャンプ〜
→厳かなタイトルになっていますが、分析のエッセンスがマーケティング視点で幅広く学べるのでオススメ!
UdemyのWebマーケティング講座に関しては以下の記事でまとめていますので是非チェックしてみてください!
また、Udemyの僕の体験談を以下の記事でまとめているのでこちらもあわせてチェックしてみてください!
ちなみに分析まわりでより詳しく知りたい場合は以下の記事でUdemyのコースを比較しているのでぜひチェックしてみてください!
テックアカデミーで学ぶ
公式サイト:https://techacademy.jp/
【オススメ度】 |
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Udemyは動画で勉強するのですが、完全に自分1人で勉強することになります。
完全独学はちょっと厳しいなーという方にぜひオススメしたいのがオンライン学習スクール、「テックアカデミー」!
プログラミングが有名ですが、Webマーケティングも勉強できるんです!
学べることは以下!
・Webマーケティングの基礎
・サイト分析
・SEO
・広告
だいぶ幅広く学べます。
パーソナルメンターが進捗チェックをしてくれるので進めやすいです。
ただ!テックアカデミーさえ受ければ出来るようになるという甘い考えは絶対に持たないでください。
そんな甘くないです。
自分で意欲高く進められる人には無限の可能性があるスクールになってますよー!
テックアカデミーの僕の体験談は以下の記事でまとめていますのでぜひチェックしてみてください。
スタビジアカデミー(スタアカ)で勉強する
公式サイト:https://toukei-lab.com/achademy/
【オススメ度】 | |
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【レベル】 | 初級者 |
【価格】 | ライトプラン:1280円/月 プレミアムプラン:149,800円 |
データサイエンティスト兼デジタルマーケターとしての自分の経験をふまえてエッセンスを詰め込んだのがこちらのスタビジアカデミー、略して「スタアカ」!!
当メディアが運営するスクールです。
24時間以内の質問対応と1週間に1回のメンタリングを実施します!
カリキュラム自体は、他のスクールと比較して圧倒的に良い自信があるのでぜひ受講してみてください!
このスクールではマーケティングとデータサイエンスを同時に学び、2つの領域に精通したデジタル人材になっていただきます!
ウォルマートのデータを使って商品の予測分析をしたり、実務で使うことの多いGoogleプロダクトのBigQueryを使って投球分析をしたり、データサイエンティストに必要なビジネス・マーケティングの基礎を学んでマーケティングプランを作ってもらったりする盛りだくさんの内容になってます!
・BigQuery上でSQL、Google Colab上でPythonを使い野球の投球分析
・世界最大手小売企業のウォルマートの実データを用いた需要予測
・ビジネス・マーケティングの基礎を学んで実際の企業を題材にしたマーケティングプランの策定
マーケティングを本で勉強する
本で学ぶのは王道であり、名著に当たればインプット効率は非常に高いです。
そんな本の中から、マーケティングの全体像を学ぶ本を2冊マーケティングの手法を学ぶ本を1冊紹介したいと思います。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
(2024/10/29 15:34:23時点 Amazon調べ-詳細)
USJを劇的にV字回復させた元P&Gの森岡毅さんの著書。
いくつかポイントがあるのですが、大きく2つ挙げておきます。
・徹底的なお客さま目線
・戦術と戦略
USJは当時、世界観にこだわるクリエイターによってエリアの設計がされており全く消費者を見ていなかったそうです。
そこから徹底的な消費者目線でエリア全体の設計を考え直した森岡さん。
その考え方によりUSJは見事復活を成し遂げたのです。
日本社会は高度経済成長期の成功体験を捨てきれず、どうしてもモノづくり偏重主義になりがちです。
しかし、本当にお客さんが欲しているものなのかを徹底的に考え抜くことが大事なんです。
また、森岡さんは戦略と戦術の違いについて警鐘を鳴らします。
戦略という根底がズレている状況での戦術の最適化は最悪の事態を引き起こします。
だからこそまずは初心に戻ってお客様視点のもと戦略を考え直すことも必要なのです。
ドリルを売るには穴を売れ
ドリルと穴は有名な話ですね。
お客さんは、ドリルが欲しいのではなく穴が欲しいのであると。
極論ドリルを使わなくても穴があけられれば、それで良いのです。
ドリルという表層的な手段にばかり注目していては、お客さんが持つ潜在的なニーズにはたどり着けません。
思わぬところで足をすくわれることになります。
この潜在的なニーズのことをマーケティング用語でインサイトと言います。
しかしこのインサイトはなかなか消費者に問いかけても得られません。
自動車が世に無かった時代に消費者に何が欲しいかと聞くと、早く走れる馬が欲しいと返ってきたそうです。
しかし、消費者は”早く移動できる手段”が欲しいのです。
ここを取り違えて調査ばかり行っていて消費者の声を鵜呑みにしてしまうのもまずいのです。
ストーリー形式で進んでいくので読み進めやすく、マーケティングにおいて非常に重要な考え方を学ぶことができるオススメの本です。
Webマーケターのためのテクノロジー入門
(2024/10/30 06:51:31時点 Amazon調べ-詳細)
この本では、技術的な部分を必要最低限に絞っています。
ちょっと難しい部分もあるかもしれませんが、ぜひ読んで欲しい本!
本書で取り上げている、Webマーケターに必要なプログラミング言語は「HTML、CSS、JavaScript」
少なくとも現在のWebプラットフォームには必ずこの3つの言語は使われています。サーバーサイド言語(PHP,Ruby,・・)などはどれかが使われていればよいのですが、HTML、CSS、JavaScriptの3つに関しては欠けることはほぼないです。
個人的には、その中でさらにSQLやPython,Rなどが書けるとWebマーケターとしても幅が広がるかなと思ってます。
HTML、CSS、JavaScriptの部分は顧客に体験を与える部分であり、SQL、Pythonなどは与えた体験における顧客行動を可視化する部分です。
だからこれら全てをある程度扱えるようになると、顧客に体験を与え→集計・分析し→顧客体験を改善するというループを作ることができるんです。
以下の記事で詳しくまとめていますよー!
おばあちゃんがWebマーケティングを勉強して雑貨屋をV字回復!
(2024/10/30 09:12:39時点 Amazon調べ-詳細)
手前味噌ですが、私自身がWebマーケティングを体系的に学べるストーリーを書籍としてまとめています。
おばあちゃんがWebマーケティングを駆使して雑貨屋を立て直していくストーリー。
Webマーケティングの全体感をつかむためにまず最初に読んで欲しいです。
価格は300円ちょっとですし、Kindle unlimitedであれば無料で読めるのでぜひチェックしてみてくださいね!
また、マーケティングの本に関しては以下の記事で詳しくまとめていますのでチェックしてみてください!
マーケティングの独学勉強法 まとめ
マーケティングの勉強範囲とマーケティングの独学勉強法をまとめてきました!
まずは、マーケティングのエッセンスは「顧客視点」であるということを忘れずに。
その上で数ある手法を学んでいきましょう!
手法でおすすめなのは、いくつかの書籍で勉強した後、Udemyで手法を学ぶという手順。
もし自力でやるのは厳しそうという人はテックアカデミーやスタアカを使ってみてください。
でも結局は自分でどこまで出来るかなんですよね!
ここではインプットのみ紹介してきましたが、本当の意味でマーケティングが血肉となり身に付くのはアウトプットの経験を積み重ねた先です。
本業でアウトプット出来る人はぜひバリバリアウトプットしていきましょう!
もし本業でアウトプットできない人は
・サイトを自分で作ってみる
・クラウドソーシングで仕事を受注してみる
など副業でアウトプットしてみましょう!
今の時代、動けば何でもできます。
自分1人でお客さんに価値を届けお金をもらう体験は何事にも替えがたいマーケティングの勉強になりますよ!
ちなみにもっと詳しく分析について学びたい!という人はぜひ以下の記事を参考にしてみてください!