こんにちは!
データサイエンティストのウマたん(@statistics1012)です。
誰もが簡単にインターネットやSNSにアクセスできるようになり、情報を正しく理解・利用するためには、ITリテラシーの知識・スキルが必要となりました。
今までIT・ネットに関することは詳しいと思っていた方でも、上記のように実はITリテラシーに関しては何も知らないという方も多いです。
今回はITリテラシーを高める方法について解説します。
この記事を読むと、ITリテラシーがなぜ重要視されているのか、ITリテラシーを高める方法などがわかりますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ITリテラシーとは
ITリテラシーとは、「IT(情報技術)」「リテラシー(読み書きするスキル)」を合わせた言葉で、ITに関する情報を理解したり、適切に利用するスキルです。
例えば、ITをビジネスで役立てたり、ITの業務・事業を効率的に進めたりする際にITリテラシーのスキルを利用します。
そんなITリテラシーには以下の3つの意味があります。
1.情報基礎リテラシー
2.コンピュータリテラシー
3.ネットワークリテラシー
では、一つずつ解説します。
1.情報基礎リテラシー
情報基礎リテラシーは、情報を正しく探す・見極める・使うスキルのことです。
・古くて正確ではない情報に惑わされずに正しい情報を探す
・間違った情報か正しい情報かを見極める
・正しい情報を適切に発信、活用して使う
上記のように正しく情報を扱うスキルが必要です。
インターネットでは数え切れないほどのメディアから情報が流れているため、現代社会において正しい情報を抜き出して、正しく扱う情報基礎リテラシーのスキルは欠かせません。
2.コンピュータリテラシー
コンピュータリテラシーとは、スマートフォンやパソコンなどのコンピュータを操作するスキルです。
スマートフォンやパソコンが当たり前となってきた現代では、多くの企業が各機器を利用して業務を行います。
その際にコンピュータの基本的な操作やツールを使うコンピュータリテラシーのスキルが求められることが多いです。
3.ネットワークリテラシー
ネットワークリテラシーとは、インターネットを活用して正しい情報を取得・活用するスキルです。
またネットワークやセキュリティなどの具体的な技術の知識という意味でも用いられます。
各企業では、顧客情報を社内外のネットワークで共有できるシステムやツールを利用している場合が多いです。
その際に情報の取り扱いや認識を間違えると、顧客情報が流出したり、セキュリティ対策されていないシステムがサイバー攻撃に合う可能性があります。
そのため、顧客情報流出やサイバー攻撃などのセキュリティリスクを高めないためのネットワークリテラシーを理解しておくことが大切です。
ITリテラシーが重要視される理由3つとは?
ITリテラシーが重要視される理由は3つあります。
1.セキュリティリスクに対策する
ITリテラシーが低いと、個人情報や機密情報が外部に漏れてしまう可能性があるため、セキュリティリスクに対策する必要があります。
しかし、セキュリティのために強固にしてしまうと、使いにくくなる場合が多いです。
そのため、以下の対策を実践する必要があります。
・情報漏洩への対策:許可された人だけが情報にアクセスできるようにして機密性を保つ
・外部からの不正アクセスへの対策:個人間で漏洩しないユーザーID・パスワードを管理
・ソーシャルエンジニアリングへの対策:重要情報を直接誰かに見られないようにする
このように対策する必要があるため、ITリテラシーが重要視されます。
2.生産性の格差を生む
ITリテラシーが欠如していると、業務の生産性に格差が生まれてしまいます。
そのため、紙やボードで書き込む作業をCRM(顧客管理ツール)やSFA(営業支援ツール)で行い、生産性を高めることが大切です。
CRMやSFAなどのITツールを利用することで、作業のミスを防いだり、最適なノウハウ・ナレッジを共有したりして生産性の格差をなくせます。
ITリテラシーが高いと作業の自動化が可能です。
作業の自動化には以下の記事がおすすめです。
3.情報の格差を生む
インターネット上で必要な情報を探して、適切に活用できる人と全く情報を得られない人と比べると、情報の格差が生まれてしまいます。
例えば個人間でうまくSNSを使えない方は、検索方法の使い方や正しい情報の確認の仕方がわからず、正しくSNSを使える方と情報の格差が生まれる可能性が高いです。
SNSマーケティングの勉強方法については以下の記事でまとめています!
そのため、正しい情報を見極めるスキルを身につけるITリテラシーのスキルが重要視されます。
ITリテラシーを高める方法を2つ紹介
「ITリテラシーについてあまり理解できていない」という方はITリテラシーを以下の2つの高める方法を実践してみましょう。
1.スクールやWebサイトで学習する
ITリテラシーは、スクールやWebサイトで個人のニーズに合わせた内容を学習することが可能です。
IT研修を受けたことがないという方やIT研修での高額な費用が不安という方は、以下のスクール・サイトで学習することをおすすめします。
テックアカデミー
公式サイト:https://techacademy.jp/
【価格】 | 163,900円~(4週間) |
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【オススメ度】 | |
【サポート体制】 | |
【受講形式】 | オンライン形式 |
【JavaScriptの学習範囲】 | フロントエンドコース、Node.js |
テックアカデミー は日本最大級のオンラインスクールです。
テックアカデミーのメンターさんは現役エンジニアの方なので非常に安心感があります。
完全オンラインなので不安な方も多いかもしれませんが、週2回のメンタリングの時間とSlackによる質問対応で疑問点などはすぐに解決することができます。
実務レベルの小話やノウハウも聞けるので非常に実践的な力が付きます!
週2回30分ほどメンタリングがあるのですが、そこで進捗チェックが行われます。
次回のメンタリングまでに終わらせるところを一緒に決めるので、学習を進めるモチベーションが上がります。
プロのメンターにサポートしてもらいながらITリテラシーについて学べます。
プログラミングの理解やITの基礎知識を学び、実務にも活用できるITリテラシーのスキルを習得できます!
テックアカデミーは実際に知名度も高く評判も上々なので、非常にオススメできるオンラインスクールです。
不安な方は、無料体験をしてみることをオススメします!
以下の記事で体験談をより詳しくまとめていますので是非チェックしてみてください!
スタビジアカデミー(スタアカ)
公式サイト:https://toukei-lab.com/achademy/
【価格】 | ライトプラン:1280円/月 プレミアムプラン:149,800円 |
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【オススメ度】 | |
【サポート体制】 | |
【受講形式】 | オンライン形式 |
【学習範囲】 | データサイエンスを網羅的に学ぶ 実践的なビジネスフレームワークを学ぶ SQLとPythonを組みあわせて実データを使った様々なワークを行う マーケティングの実行プラン策定 マーケティングとデータ分析の掛け合わせで集客マネタイズ |
当メディアが運営するスタビジアカデミー(スタアカ)は、データサイエンスの民主化を目指しさまざまな情報を発信するメディアの「スタビジ」から生まれたサービスです。
コースでは、データサイエンスで重要となるデータの扱い方をアニメーション動画形式で簡単に学ぶことが可能です。
DXの考え方や実務で活かせるSQL実装方法などITリテラシーで欠かせない知識も身につけられます。
24時間以内の質問対応と現役データサイエンティストによる複数回のメンタリングを実施します!
カリキュラム自体は、他のスクールと比較して圧倒的に良い自信があるのでぜひ受講してみてください!
他のスクールのカリキュラムはPythonでの機械学習実装だけに焦点が当たっているものが多く、実務に即した内容になっていないものが多いです。
そんな課題感に対して、実務で使うことの多いSQLや機械学習のビジネス導入プロセスの理解などもあわせて学べるボリューム満点のコースになっています!
ウォルマートのデータを使って商品の予測分析をしたり、実務で使うことの多いGoogleプロダクトのBigQueryを使って投球分析をしたり、データサイエンティストに必要なビジネス・マーケティングの基礎を学んでマーケティングプランを作ってもらったり・Webサイト構築してデータ基盤構築してWebマーケ×データ分析実践してもらったりする盛りだくさんの内容になってます!
・BigQuery上でSQL、Google Colab上でPythonを使い野球の投球分析
・世界最大手小売企業のウォルマートの実データを用いた需要予測
・ビジネス・マーケティングの基礎を学んで実際の企業を題材にしたマーケティングプランの策定
・Webサイト構築してデータ基盤構築してWebマーケ×データ分析実践して稼ぐ
2.資格を取得する
「ITリテラシーを就職先でも役立てたい」という方は資格を取得することをおすすめします。
資格を取得すると、ITリテラシーが身につけられ、業務でもスキルを活用できます。
サイバー攻撃や個人情報流出などにも対応できたり、SNSを不正利用をなくしたりして、セキュリティ面から見ても安心できる考え方を身につけることが可能です。
資格については次の章で解説します!
ITリテラシーを高めるおすすめの資格5つ
ITリテラシーを高めたい方におすすめの資格は、以下の5つです。
1.ITパスポート
2.情報セキュリティマネジメント
3.P検(ICTプロフィエンシー検定)
4.統計検定
5.G検定
では、一つずつ紹介します。
1.ITパスポート
ITパスポートは、情報処理技術者試験の一試験区分であり、ITに関する基礎的な知識が身につく国家試験です。
IT業界ではない方でも理解できる基礎的な内容が含まれているため、気軽にITリテラシーを高めたいという方におすすめ。
ITをよく利用する方やこれからIT関連の企業に就職する方は、ぜひ挑戦してみてください。
2.情報セキュリティマネジメント
情報セキュリティマネジメントは、計画・運用・評価・改善を通して情報セキュリティの確保と標的型攻撃や内部不正などのあらゆる脅威から組織を守るスキルが身につく試験となっています。
情報セキュリティや情報漏洩のリスクに関する理解を深めたいという方や業務で個人情報を取り扱ったり、管理したりする方におすすめです。
情報セキュリティはデータマネジメントの一種です。以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください!
またデータマネジメントについて網羅的に学べるUdemy講座を作っておりますので是非参考にしてみてください!
【初学者向け】データマネジメント入門!DX推進やAI 導入を支える重要な要素をDMBOKに沿ってみていこう!
【オススメ度】 | |
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【時間】 | 1.5時間 |
自分で言うのもなんですが、データマネジメントについてDMBOKに沿ってこれでもかというくらい分かりやすくまとめています!
3.P検(ICTプロフィエンシー検定)
P検は、ICTを活用した問題解決力のスキルをつけるための資格です。
ICTスキルの基本的な知識・技能だけでなく、実践的なICTの問題解決力(ICTプロフィシエンシー)を習得できるため、職場でICTを活用する際に役立つ能力を養えます。
P検の試験は、5級・4級・3級・準2級・2級・1級に分けられており、個人のスキルに合わせた試験を受けられます。
4.統計検定
統計検定は、統計の知識や活用力を評価するための全国統一試験です。
データに基づく客観的な判断や科学的に解決する統計活用能力を認定する試験であり、データサイエンティストを目指す方におすすめとなっています。
4級〜1級までの試験があり、統計学をマスターして、データサイエンスの知識を深める際に取得しておきたい資格です。
膨大なデータを見る目が養われ、データの活用方法を学べるため、統計活用能力・ITリテラシーのスキルが身につきます。
以下に統計検定取得のための勉強方法を詳しくまとめているので是非参考にしてみてください!
5.G検定
G検定は、日本ディープラーニング協会が実施する統計・ディープラーニングの知識やスキルを認定する試験です。
G検定では、人工知能やディープラーニングなどの技術内容を中心にしており、AIを事業で活用できる知識を学習できます。
プログラミングやデータ分析などの基礎知識を持ってIT業界で働く方やDX人材としてスキルアップしたい方におすすめです。
統計検定やG検定の取得には先ほど紹介した当メディア運営の「スタアカ」がオススメです!
G検定の勉強法を以下の記事でまとめているので、良かったらチェックしてみてください。
ITリテラシーを高める本4冊
「まずは本で気軽にITリテラシーを高めたい」という方におすすめの本を紹介します。
1.情報リテラシーの理解におすすめ「基礎からわかる情報リテラシー」
ITリテラシーの基礎的なレベルの勉強内容が網羅された本です。
コンピュータの基本的な操作方法からネットワークの仕組み、情報セキュリティなどの細かな知識まで記載されています。
Pythonやデータサイエンスの基礎も学べる内容となっており、少し統計に興味がある方にもおすすめできる本です。
2.ITパスポート対策におすすめ「いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」
ITパスポート試験を通してITリテラシーを高めたいという方におすすめの本です。
ITパスポート試験に一発合格するために必要な情報と技術が解説されており、初心者でも挫折しないようにイラストやわかりやすい具体例が用いられ、優しく解説されています。
そのため、ITに詳しくない方やコンピュータ用語に苦手意識がある方でも学習を継続させることが可能です。
3.情報セキュリティマネジメント対策におすすめ「徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書」
(2024/11/21 10:45:40時点 Amazon調べ-詳細)
情報セキュリティに関する基礎の理解から情報セキュリティマネジメント試験対策まで網羅された本です。
試験で狙われるポイントや演習問題、直前対策の要点リストなども記載されており、試験対策の本として使えます。
PDFやweb単語帳なども提供されており、隙間時間でも学習することが可能です。
4.P検(ICTプロフィエンシー検定)P検におすすめ!「P検3級テキスト (P検合格シリーズ)」
P検3級テキストは、P検の公式教材となっており、出題内容を効率的に勉強できる本です。
用語集・確認問題も記載されているため使いやすく、レベルの高い試験対策ができます。
カラーで細かい説明がわかりやすい本です。
ITリテラシーを高める本 まとめ
ITリテラシーは、今後確実に誰でも持っておかないといけない必須スキルになります!
このITリテラシーを持っているかいないかで市場価値は大きく変わります!
必ずITリテラシーを持って、ITリテラシーを高めていきましょう!
当メディア「スタビジ」ではITリテラシーを高めるのに必要な勉強内容がたくさん学べます。
ITリテラシーに関わる領域の勉強内容は以下を参考にしてみてください!