こんにちは!
データサイエンティストのウマたん(@statistics1012)です!
この記事ではブロックチェーンのオンチェーン分析に非常に便利なDune Analyticsというツールの使い方について紹介していきたいと思います!
目次
Dune Analyticsとは?
Dune Analyticsはブロックチェーンのオンチェーン分析に非常に便利なツールです。
Dune Analyticsの説明に移る前に簡単にオンチェーン分析とは何なのか確認しておきましょう!
オンチェーン分析は、ブロックチェーンネットワークに公開されている取引データを分析し、その中に潜むパターンや傾向を見つけ出すための手法です。
そして「オンチェーン」とは、取引がブロックチェーン上に記録されるという事実を指しています。
ブロックチェーン上の取引は誰でも閲覧することが可能で、また改ざんすることは非常に困難なため、信頼性が高いとされているんです!
従来(Web2)の領域では、通常のトランザクションデータは一般人には公開されていなかったため、なかなか大規模なトランザクションデータを分析することは出来ませんでした。
しかし、ブロックチェーン上のトランザクションデータであれば誰でも分析できちゃうんです!
具体的にはどんな仮想通貨やNFTの値動きや取引量、もしくは特定のウォレット(仮想通貨などをやり取りするお財布)の取引などが分析出来ちゃいます。
そしてそんなオンチェーン分析を簡単に出来る分析ツールがDune Analyticsなのです!
そんなDune Analyticsのドキュメントに存在する概要を見てみましょう!
Dune is a web-based platform that allows you to query public blockchain data and aggregate it into beautiful dashboards.
(出典:Dune Analytics)
Dune AnalyticsはWeb上でSQLを走らせてブロックチェーンデータにアクセスして集計・可視化ができるツールであることが分かりますね!
こんな感じでキレイなダッシュボードを作成することができる、かつ世界中の人々がダッシュボードや生成元のクエリを公開しているのでそちらを参照しながら色々試すことができます!
Dune Analyticsの使い方
それではDune Analyticsの使い方について見ていきましょう!
Dune Analyticsで使う流れは簡単に以下のステップです。
・どんなデータがあるか確認する
・SQLで該当データを抽出
・抽出したデータをキレイに描画してダッシュボード作成
データ分析において非常に重要なEDAの工程ですね。
それでは見ていきましょう!
Dune Analyticsのアカウント作成
まずはDune Analyticsのアカウント作成していきます。
Dune Analyticsのサインアップ画面よりアカウント登録を済ませてください。
アカウント作成が出来たらデータを色々触っていきましょう!
どんなデータがあるか確認する
SQL作成画面にいきSQLを書いていきます。
SQLの書き方が分からない方はベースの書き方を以下に記載しているので参考にしてみてください!
またスタアカの「10.SQL実践コース」でSQLに関してより詳しく学べますので余裕がある方は是非こちらもチェックしてみてください!
それでは実際にSQLを書いていきます。
今回はイーサリアムのトランザクションデータを確認してみたいと思います。
左下のRAWという箇所から様々なデータが確認できます。
そこからethereumを探してみてください。
ethereumの中にいくつかテーブルがありますが、1番扱いやすそうな取引データ(transactions)を確認していきましょう!
まずは、どんなデータが入っているのか以下のように上位100件を抽出して見てみましょう!
select
*
from ethereum.transactions
limit 100
これでどんなデータが入っているか生データを見ながら確認することができます。
SQLで該当データを抽出
データ構造が分かったところで、実際にデータを抽出して可視化まで持っていきましょう!
今回はイーサリアムの年ごとの取引量を集計して可視化してみましょう!
select
EXTRACT(YEAR FROM block_time) AS year,
count(*)
from ethereum.transactions
where block_time > NOW() - interval '5' year
group by EXTRACT(YEAR FROM block_time)
order by EXTRACT(YEAR FROM block_time)
非常にシンプルなSQLですが、block_timeから年を抽出して年ごとのトランザクション数を集計しています。
この際に直近5年間のデータに絞って抽出しています。
以下のようにデータが抽出されました。
抽出したデータをキレイに描画してダッシュボード作成
それでは、このデータをグラフにしてみましょう!
New visualizationというボタンを押してグラフの種類を選ぶとグラフを簡単に表示することができます!
これによって常に直近5年間のイーサリアムの取引が可視化できるダッシュボードが完成しました!
他にも色んな切り口で分析・可視化ができるので是非色々試してみてください!
Dune Analyticsの使い方 まとめ
本記事ではDune Analyticsについてまとめてきました!
ブロックチェーンとデータサイエンスは非常に相性の良い領域でそれらを同時に学ぶことは非常に意義があります。
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