こんにちは!
データサイエンティストのウマたん(@statistics1012)です。
もともと統計学をずっと専門にやってきていてPythonのデータ分析は問題なかったんですが、本格的なWebアプリケーションを作りたいなと思いAidemy Premium Planを受講してみました。
ただ、結果的に
・大規模アプリケーションは作成できない
・Djangoはサポート外
ということで2週間を経たずにAidemyの受講をキャンセルさせてもらいました。
Aidemy Premium Planでは、様々なカリキュラムが受け放題で自分にあわせてカスタマイズしてくれるのが特徴です。
Pythonの基礎まわりの内容もザっと目を通したので、この記事では自分の体験談もふまえてAidemy premium planでPythonを勉強しようとする際の注意点や価格についても言及しておきたいと思います。
自分の目的・目指したい姿を合致していれば非常に有用なサービスですので、しっかり明確にしておきましょう!
目次
Aidemyの基本情報
まずは、Aidemyの基本情報についてまとめておきましょう!!
Aidemyとは、AIのソリューションを法人向けに提供していたりAIのプログラミングスクールを提供していたりする会社です。
代表を務める石井さんが東京大学在学中に起業した会社で現在急成長中。
石井さんは、日本を代表するビジョンや才能を持つ30歳未満の30人を選出する名物企画「30 UNDER 30 JAPAN 2019」のエンタープライズ・ビジネス部門を受賞しております。
インタビュー記事は以下。
データサイエンスで世界を変えたいと思っている僕自身めちゃくちゃ共感できる内容なんです。
そんなAidemyが本格的にAI人材を育てあげるために作り上げたスパルタコースが「Aidemy Premium Plan」。
他のプログラミングスクールも受講してきた僕自身の感覚からすると、このようにAIソリューションを法人に提供している会社が作った特化AI学習サービスはなかなか他には例がありません。
東京大学の教授も監修で入っているので、講座の内容も優良です。
少なくとも僕が受けたテックアカデミーよりは優良でした・・・笑
Aidemyで学べるPythonの領域
さて、そんなAidemyで学べるPythonの領域はどこまでの範囲なのでしょうか?
見ていきましょう!
Aidemy Premium Planでは以下の4つのコースが受け放題になります。
・AIアプリ開発コース
・データ分析コース
・自然言語処理コース
・LINEチャットボット開発コース
一応、このようなコースに分かれているのですが自分のやりたいことにあわせてカスタマイズすることが可能です。
カウンセラーの方と相談しながらオーダーメイドのカリキュラムを作って進めていきましょう!
全てを盛り込んだコースにすることが可能です。
ちなみにPythonの基本はどのコースにも入っているので、Pythonの基本を学びつつ最終的なアウトプットの着地点がコースによって違うといった形になります。
それぞれのコースについて簡単に解説していきますね!
Pythonの基本
Pythonの基本はどのコースにも入っているので、必ず学ぶことができます。
Pandas・Numpy・matplotllibを基本とした演算処理やデータフレームの扱い方・可視化などを学びます。
画像開発に進むなら画像の前処理方法を学んだり、データ分析コースに進むならスクレイピングを学んだりすることになります。
AIアプリ開発コース
AIアプリ開発コースでは男女の顔を識別するアプリケーションを作成していきます。
CNN(畳み込みニューラルネットワーク)を使って画像から男性なのか女性なのかを判断していきます。
FlaskというPythonのWebアプリケーションフレームワークを用いて実装していきます。
CNNを0から実装していくので非常に力が付くカリキュラムになっています。
データ分析コース
データ分析コースではスクレイピングで得た情報をもとに時系列分析の予測をおこなっていきます。
時系列分析にはLSTMというRNN(リカレントニューラルネットワーク)の応用を使って行きます。
データ分析の基本的な内容からそれを活かした応用まで学べるようになっています。
自然言語処理コース
自然言語処理コースでは、Twitterのデータを使ってネガティブな発言なのかポジティブな発言なのかなどを判別していきます。
実は、自然言語処理は時系列データとして扱われるため先ほどのLSTMと密接に関わってくるんです。
LINEチャットボット開発コース
LINEチャットボット開発コースでは、LINEのAPIを使ってチャットボットを開発していきます!
自然言語処理を実際に実装する経験は非常に役立ちます!
AidemyでPythonを勉強する際の注意点
さて、AidemyにはPythonを勉強する上でどのようなコースがあるのか分かったところで、Pythonを勉強する上での注意点についてまとめておきます!
Web開発まわりは薄い
ディープラーニングの内容は比較的手厚いなと感じたのですが、Web開発まわりの内容は薄いです。
画像認識コースでは、CNNで男女の画像を判別してくれて返してくれるアプリケーションを作っていきます。
Gitまわりの内容やコマンドプロンプトの操作など開発環境まわりの内容は正直充実していないなと感じました。
また、冒頭でもお伝えしましたがDjangoのサポートはしていません。
カリキュラムもありません。
Flaskで簡単なWebアプリケーションを実装していくことになります。
説明が不親切な部分も多い
基本的にJupyter上のカリキュラムを進めながら適宜動画を観て学んでいくという流れになりますが、内容によってはなかなか説明が分かりにくく不親切な部分もあるなーと感じました。
基本的に分からない部分があってもいつでもSlackでの質問が可能で、対面でのメンタリングも定期的に出来るのである程度解消できます。
ただ、素晴らしいカリキュラムが用意されていてそれを見れば完全に理解できる!と想像しているとビックリするので注意しましょう!
カリキュラムを見ながら適宜自分でもネットで情報の穴を埋めつつ進めていくことになります。
Aidem premium planは、価格面だけに注目すると確かに高い・・・
一番安いプランで528,000~ですからね・・・
テックアカデミーという他のプログラミングサービスであれば10万ちょっとから受講できます。
ただ、Aidemyの方がAI・データサイエンス領域に関しては圧倒的に教材の幅が広く学べることが多いと感じました。
テックアカデミーでは、ライブラリを用いたPython実装を学ぶのですが、Aidemyではアルゴリズムを理解するためにライブラリ実装ではなく0から作る実装も学びます。
またテックアカデミーでは、決まった固定のコースで学んでいくのですがAidemyでは自分に合ったパーソナライズカリキュラムを用意してくれます。
少々価格は高いですが、
・機械学習の基本から学びたい
・ディープラーニングについて学びたい
・簡単なWebアプリケーションを作りたい
というイメージであれば、Aidemyをオススメします!
まとめ
AidemyでのPython学習の懸念点と価格とのバランスについてまとめてきました!
Pythonを学習して、その先に何をしたいのか・目的は何なのか明確にしておきましょう!
Aidemyでは、データ分析やPythonの基本を学んでその後に簡単なWebアプリケーションを作っていきます。
高度なAI開発や細かい特徴量エンジニアリングなど深い内容には踏み込んでいきませんので、そこはしっかり覚えておきましょう!
まずは、無料相談会でザックリとした相談が可能です。
無料相談会は30分ほどで、
・どのようなきっかけでAidemyを受講しようと思ったか
・何を目指しているのか(もし転職などがしたいのであれば事前に相談することをオススメします)
・今のレベルはどのくらいなのか
について話していきます。
自分の感じている不安やどうなりたいかなどをぶつけてください。
また、Aidemy以外のPythonを学べるスクールは以下の記事でまとめています!よければチェックしてみてください!