こんにちは!
消費財メーカーでのデータサイエンティスト・デジタルマーケターを経て現在は独立し会社を経営しているウマたん(@statistics1012)です。
大学生の方から、大学生のうちにやっておいた方がよいことを聞かれることがあるのですがそんな時は間違いなく
「本をひたすらに読んでください」
と伝えています。
そこで、この記事では
・なぜ大学生は本を読むべきなのか
・そして読むとしたらどんな本を読むべきなのか
についてまとめていきたいと思います。
以下のYoutube動画でも大学生におすすめの書籍を紹介していますので動画で観たい人はぜひこちらからご視聴ください!
ちなみに本を読む時間もお金もなかなか無い・・・という方には以下のサービスがオススメです!
大学生はなぜ本を読むべきなのか?
まずは、「大学生の時期になぜ本をたくさん読むべきなのか」という問いに対して3つの観点で答えていきたいと思います。
社会人になってからのスタートダッシュに成功する
実は、本の読書量と年収は関係があるという結果が出ています。
The study — pulling from 5,280 men from Austria, Belgium, the Czech Republic, Denmark, France, Germany, Italy, the Netherlands and Sweden all of whom were born between the years 1920 and 1956 — indicates that those who read at least 10 non-compulsory-school-reading books ended up with 21% more income
(出典元:”Electric LIT – Science Says If You Read Books You’ll Earn More Money“)
もちろん因果と相関の問題はあり、このエビデンスからも読書量を増やせば年収が増えるかというと必ずしもそう断言できるわけではありません(例えば本を購入できる=もともと家が裕福みたいな疑似相関がある可能性は否めない)。
しかし、私自身の経験を元にいうと確実に読書をしたからこそ今があると断言できます。
今まで全く本を読んでいなかった私は大学院生の最後の年に、なんとなく聞いた経営者の「本を読め」という言葉を鵜呑みにして、年間200冊を読むことを自分に課しました(ビジネス書限定)。
200冊もの本を読んだことで視野が広がり視座も高くなり知識も増えました。
間違いなく、大学生の時に本をたくさん読んだ経験は周りの同級生との差をつけて、社会人1年目のスタートダッシュを成功させる要因になったと言えます。
人生観や生き方・物事の捉え方が変わる
本をたくさん読むことは、「多くの人(著者)の考え方をトレースすること」に繋がります。
本を読むことで、自分1人ではなかなか知り得なかった情報や視野を手に入れることが出来るのです。
そして、大学生はまだ社会に毒されていない柔軟な頭を持っています。
社会に出ると様々な理不尽や固定観念がゴロゴロしています。
それに囚われてしまうと読書の吸収力が落ちてしまうのは間違いありません。
柔軟で吸収力の高い大学生の時期に、様々な著者の考え方をインプットして自分なりに取捨選択や吟味することで、社会人になってからの人生観や生き方・物事の捉え方が成熟していくと考えています。
だから絶対大学生のうちにたくさんの本を読みましょう!
大学生の時期は人生で一番時間を自由に使える
また、時間の観点も非常に重要です。
社会人になってからも読書は大事ですが、やはり仕事をはじめとする多くの「やらなくてはならないこと」が増え、大学生の頃と比較すると間違いなく自由な時間は減ってしまいます。
私自身、恥ずかしながらなかなか読書の時間が取れず、現在は週1冊・年間50冊ほどのペースになってしまっています。
このように大学生は後から振り返ると、驚くほど余った時間があるのです。
その時間を遊びに使うのか・読書に使うのかはあなた次第です。
大学生の時に読書にかけた時間だけ、社会人になってから以降の時間の余裕につながります。
今頑張るか、努力を先送りにするのか!
大学生が読むべき本を選ぶ際の選定基準
さて、ここまでで大学生が本を読むべき理由についてまとめてきましたが、どんな本を選ぶべきなのでしょうか?
まずは不朽の名作であるビジネス書を選べ
小説を選んではいけないわけではありませんが、やはり腰を据えてたくさんの本を読むならビジネス書を選ぶことをオススメします。
そして、ビジネス書の中には何十年も語り継がれている不朽の名作がいくつかあります。
どんな本を読むべきか迷ったなら、その名作に一通り目を通しておくことをオススメします。
自分がハマったジャンルや著者の周辺書籍を読め
いくつかの書籍を読んでいると、自分が興味あるジャンルや・ビビっと来る著者に出会うと思います。
そうなった時は、ぜひそのジャンルや著者を深堀りして周辺書籍を読んでいってください。
私自身、「お金」「マーケティング」「人工知能」あたりの領域は深堀りして読んでいた記憶があります。
大学生が読むべきおすすめ本12選
それでは、そんな私がおすすめする大学生が読むべき本を12冊紹介しておきましょう!
良い本は世の中にたくさんあるのですが、大学生のうちに読んでおくべき本に絞って厳選しました。
仕事術!的なものばかりではなくて、今後社会人になり人生を生き抜く中で非常に重要になってくる内容をまとめています!
転職の思考法
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北野唯我さんの書籍「転職の思考法」。
私自身、社会人になってから読んだ本なのですが、大学生の時にあれば絶対読んでいたし読みたかったなーと思う本です。
この書籍は一見、転職の方法論を語る本に見えるのですが、この本が訴えかける本質はそこではありません。
端的に言うと
・常に転職出来る市場価値の高い人材になれ!
・会社の上司ではなく、市場を見て自分の価値を高めていけ!
ということが語られています。
古き良き日本のような1つの会社に勤め上げる終身雇用の働き方は崩壊しています。
大学生のみなさんには、今一度自分の価値を見つめ直し、会社の中だけでにとらわれるのではなく市場の中でいかに自分の価値を高められるかを考えてキャリアを築いていってほしいです。
マーケット感覚を身に付けよう
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続いてこちら、社会派ブロガーちきりんさんの「マーケット感覚を身に付けよう」!
「転職の思考法」と同様に、「マーケット感覚を身に付けよう」でも自分の価値に気付きマーケットでの価値を高めていく活動が必要であると述べられています。
非常に変化の早い現代において
変化を怖がるのではなくマーケットの変化に敏感になり自分という商品の価値をどのように高めてマーケットに売り出していけるかが
肝になってくるのです!
この感覚は大学生のうちに身に付けておくべきです!
さぁマーケット感覚を身に付けましょう!
外資系コンサルの知的生産術
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続いてこちら、山口周さんの「外資系コンサルの知的生産術」。
BCG・電通を渡り歩き現在はパブリックスピーカーとして活躍する山口さんの書籍で、外資系コンサルの経験から考える知的生産術のエッセンスが詰まっています。
社会人になってから読むと本当に分かりみが深く大学生のうちに知っておきたかったなぁーと思える内容なので、ぜひ大学生のうちに読んでください。
小手先の仕事術ではなく、社会人として仕事をしていく上で重要なエッセンス・考え方が身につきます。
ジョブ理論
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もし大学生のみなさんが、将来マーケティングや事業立ち上げに携わりたいと考えているのであれば読んでおいて欲しいのがこのジョブ理論!
新たな事業を作る際に重要なのが「顧客の課題を徹底的に深堀り」すること。
そんな時におさえておきたいのが、この本で取り上げられている「ジョブ」という考え方です。
お客さんは、商品を購入したりサービスを利用したりする際に必ず「ジョブ」を片付けています。
コーラを購入する際も
・真夏に自動販売機で購入する場合は「喉が乾いていて爽快感が欲しい」というジョブを解決していて、
・映画館で購入する場合は「2時間の間の口寂しさ」というジョブを解決しているかもしれません。
このように商品やサービスが使われるシチュエーションまで落とし込み、なぜそれが選ばれるのか・どんなジョブが片付けられているのかという視点を持つことが大事です。
USJを劇的に変えた、たった一つの考え方
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続いてジョブ理論と同様に、マーケティングに携わるのあれば必ず読んでおきたいのがこの「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方」。
USJを変えた日本を代表するマーケターの盛岡毅さんの書籍で、マーケターにとって重要な顧客視点の考え方から戦略の思考法についてまとめられています。
実務経験があまりないであろう大学生のうちでも理解しやすい内容になっていますのでオススメです。
「ジョブ理論」で課題の本質を見極めることを学んだ上で、「USJを変えたたった一つの考え方」で徹底的な顧客視点を学びましょう!
人生は、運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている
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【オススメ度】 |
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残酷な話ですが、大学生のうちから世の中の不合理について理解しておいた方がよいと思ったので、この書籍をピックアップしました。
この書籍では、様々な観点から勘違いさせる力の強さを強調しています。
この勘違いさせる力は心理学の用語でハロー効果と呼びます。
例えば、
仮に大した実力がなくても大学生のあなたが大学在学中に起業したのであれば、大学生起業家として大きなハロー効果を生みます(今では大学起業はそれほど珍しくなってきていますが・・・)
そしてそのハロー効果・勘違いさせる力が強まるとそれだけ多くのチャンスが舞い込みます。
それによって実力も上がるというわけです。
コツコツ実力を上げるよりもまずはハロー効果の生み出しやすい環境を選んで飛び込めということですね。
大学生のうちから読んでおくと今後社会で突き抜けるために勉強になると思うので是非読んでみてください。
学びを結果に変えるアウトプット大全
【オススメ度】 |
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この書籍では非常に重要なアウトプットの方法について徹底的に解説してくれます。
アウトプットが大切なのは当たり前だと思っていながら、なかなかアウトプット出来ていない人が多いのも事実。
書籍をとりあえず読んでみても、それをインプットだけで終えてしまうのかそれともアウトプットするのかで、大きく変わります。
アウトプット前提で全てのインプットを捉えることでインプットの効率が著しく向上するのです。
大学生のうちはどうしてもインプット過多に陥ってしまうことが多いのですが、なるべくアウトプットの場を強制的に自分で設けておくことが重要です。
SNSでもブログでも人に話すでもいいので必ずアウトプットを心がけるようにしましょう!
金持ち父さん貧乏父さん
【オススメ度】 |
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金持ち父さん貧乏父さんは古くから読みつがれる名著であり、大学生のうちから必ず読んでおいて欲しい本です。
なぜなら、この本を読んでいるかいないかでお金・資本主義社会に対する考え方が180度変わるから。
会社に勤め続けるというのももちろん素晴らしいことではありますが、自由な時間とお金を手に入れるという状態からはどんどん遠のいていきます。
私自身、学生時代にこの本を読みお金に対する考え方が大きく変わりました。
ぜひ大学生のうちに読んでほしい書籍です。
この本を紹介してくる人にはネットワークビジネス界隈の怪しい人がいるということも事実ですが、この本自体は非常に良い本です!
成功者の告白
【オススメ度】 |
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続いて成功者の告白。
有名なマーケターの神田昌典さんの書籍「成功者の告白」
神田さんの書籍はたくさん読んできましたが、一番心に刺さった本がこちらの成功者の告白です。
神田さんの成功者としての体験談を元に、成功すると陥りかねないダークサイドの部分に言及している珍しい本です。
もしあなたが将来
・金銭的・時間的自由を得たい!
・世の中に大きなインパクトを与えたい!
・名声を得たい!
と思っているのであれば大学生のうちにこの本を読んでおいて損はないでしょう。
シン・ニホン
(2024/10/04 18:50:34時点 Amazon調べ-詳細)
【オススメ度】 |
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続いて「シン・ニホン」!
「イシューからはじめよ」というロジカルシンキングの本で有名な安宅さんが執筆した書籍です。
「イシューからはじめよ」がオススメされることも多いと思いますが、この書籍自身は大学生の時に読むよりも社会人になってある程度経験を積んでから読むほうが腹落ちしやすくよいと思います。
「シン・ニホン」では、AIやデータサイエンスで強い日本を取り戻すためには何が必要かというテーマが熱く語られています。
AIやデータサイエンスといった領域で諸外国に若干の遅れを取っている日本をここから強くしていくためにぜひ多くの人にこの書籍を読んでほしいです。
私自身の専門やキャリアがこの領域なので、だいぶ主観の評価が入っていますが、データサイエンスを学んでいない方でも読みやすい本なので是非読んでみてください!
起業の天才
(2024/10/04 20:54:34時点 Amazon調べ-詳細)
【オススメ度】 |
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リクルートを創業した江副さんの生涯を綴った本です。
・巨大企業であり多くの経営者を輩出しつづけるリクルートはいかにして生まれたのか
・江副という男はどうやってリクルートを立ち上げ何に挑戦してきたのか
・江副が見ていた世界、江副が実現したかった世界はどんな世界だったのか
を知ることができます。
ほとんどの大学生は就活を通じてリクルートと関わるでしょう。
残念ながらリクルート事件によって江副さんはリクルートの経営から退くことになりますが、江副さんが当時見ていた世界や日本社会の不合理を知ることで、これからの世の中を生き抜く糧になることは間違いないです。
起業を目指している人はもちろん、起業を目指していない人にも是非読んでおいてほしい書籍です。
金儲けのレシピ
【オススメ度】 |
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書籍のタイトル通り、金儲けの関わるエッセンスが綴られています。
かなりエグい話も載っているので、是非目を通しておくとよいでしょう!
自分が金儲けをするために読むというよりも世の中の利益構造や業界の闇などを知るために読むという意味合いが強いです。
この本を読めば儲けることができるかというとそんなことは全くありません。
大学生が読むべき本 まとめ
ここまでで大学生が本を読むべき理由、そしておすすめの読むべき本について徹底的に解説してきました。
一歩を踏み出して本を読むか否かはあなた次第です。
確かに本を読むのは億劫で気が進まないかもしれません。
しかし大学生のうちにしっかり本を読むことで、社会人になってからの人生が大きく変わることは間違いないです。
ぜひここで紹介した本をまずは1冊でも良いので手にとってみてください!
ビジネス書全体としてのおすすめ本は以下に紹介しています!
また大学生としての括りではなく20代に読むべきおすすめ本は以下に紹介しています!
ちなみに大学生のうちに読書も含めて勉強をして周りと圧倒的な差を付けておくのがオススメです!
大学生の勉強法についても以下の記事にまとめていますので是非目を通してみてください!
また当サイトでは多くの書籍をジャンル別に紹介していますので、興味のあるジャンルがあれば是非目を通してみてください!
・マーケティングを学ぶのにおすすめな本
・Webマーケティングを学ぶのにおすすめな本
・デジタルマーケティングを学ぶのにおすすめな本
・おすすめのビジネス書
・教養が身につくおすすめ本
・お金を学ぶのにおすすめな本
・データ分析を学ぶのにおすすめな本
・人工知能を学ぶのにおすすめな本
・統計学を学ぶのにおすすめな本
・デジタルトランスフォーメーションを学ぶのにおすすめな本
・仕事や業務を効率化する上でおすすめな本
・Pythonのおすすめ本
・20代にオススメの本
・時間がない人は耳からインプットできる「Amazonオーディブル」
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